銀行カードローンの過剰融資問題はどうなっていくのか

銀行カードローンが過剰融資を行っていることは二つの事実から実証されています。一つは長年に渡って減少していた自己破産件数がプラスに転じたこと、もう一つは銀行カードローンの融資残高がすでに消費者金融の倍以上となっていることです。大手のマスコミが銀行カードローンの過剰融資問題について言及したことで社会問題となり、金融庁が動いたことで全国銀行協会が各銀行の自主規制を求めるということとなって、銀行カードローンの過剰融資問題は収拾に向かっているように見えています。しかし、それほど自体は簡単ではないようで、自主規制の要請後の全国銀行協会の調査によれば、貸出基準を厳格化したのは全体の1割に満たず、検討中が6割以上と自主規制が進んでいるとは言い難い状態です。

銀行は政府の低金利政策が継続しているために収益が悪化しています。そこに大きく儲かる銀行カードローンに力を入れてきたのです。どのような会社でもそうですが、儲かるスペックをそう簡単に手放すわけもなく、自主規制では銀行のよってかなり大きな規制の温度差が出るのは間違いありません。過剰融資問題が悪化することは無いと思われますが、あっさりと解消するとは考えられません。